「金八先生」大ヒットの理由は脚本家の“先を読む感覚”にあった 生みの親・小山内美江子さんが試みた“問題提起”とは?

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 小山内美江子さんは1979年に始まり、国民的テレビドラマとまで称された「3年B組金八先生」シリーズの脚本を執筆した名手だ。当時、金曜の夜8時は刑事ドラマ「太陽にほえろ!」の一人勝ち状態。TBSから視聴率を気にせずテーマも自由と依頼された。

 世を渡るのに大切なのは、学校の成績だけではない、自分で人生を切り開いてほしいと、現実の中学生がかかえる悩みや心情を丁寧にくみ取り、オリジナルの脚本で問題提起も試みた。

 武田鉄矢さん演じる金八先生は子を思う親の視点から造形。...

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