「敵対した議員に“殺すぞ”のメッセージが」 安芸高田市長・石丸伸二氏の地元でのホントの評判…東京都知事選への立候補を表明

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「留守電に“殺すぞ”とメッセージが」

 安芸高田市に起こった大混乱は他にもある。石丸氏の“信者”とも呼べるような熱狂的なファンが、市議らを執拗(しつよう)に攻撃してきたのだ。さる市議は憤りながらこう語る。

「生前の武岡さんは20年9月に居眠りを指摘された後、石丸氏から何度もその説明責任を問われ、22年6月に記者会見を開きました。すると、頼んでもない商品が着払いで頻繁に届くようになったり、留守電に“殺すぞ”といったメッセージが残されたりするようになったそうです。以降の武岡さんは酒を飲んでも吐いてしまい、顔色も悪くなっていきました」

 これをきっかけに安芸高田市では、ある対策が。

「HPから大半の市議の住所と電話番号を削除しました。武岡さんだけではなく、私も含めた大勢の市議がネットでの誹謗中傷にとどまらず、同様の嫌がらせを受けてきたのです」(同)

 こうした声に石丸氏はどう答えるか。例えば、市議の能力をあげつらうことは品位に欠けるのではないか、と聞いてみたところ、

「同じリングに立つのであれば、言い訳はできないでしょう。力のある側の問題ではなく、力のない側の問題です」

 と厳しい回答が。

 果たして彼は台風の目となり得るか。5月23日発売の「週刊新潮」では、石丸氏との一問一答に加え、京大時代を知る友人が明かした“意外な素顔”などを報じる。

週刊新潮 2024年5月30日号掲載

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