「ついに美智子さまが動かれた」 皇位継承議論に上皇后陛下が発された“ご心中”
「現在できる限りのことを精いっぱいなさろうというご覚悟」
しかし、“すみやか”どころか政権の怠慢で引き延ばされ続けてしまう。こうした現状に上皇后さまは危機感を募らせていらっしゃらないはずがない。
そのご覚悟が分かるのが、以下のエピソードだろう。目下、この議論に意欲を見せているのが額賀福志郎衆議院議長。保守派への配慮もあってこの議論を避けてきた前任の細田博之議長とは打って変わり、議長就任直後から意欲を見せていたという。
そして、このように“前のめり”になっているのは、上皇后さまからの「重いお言葉」があったからだというのだ。前出の宮内庁関係者が明かす。
「額賀議長は就任後、上皇ご夫妻に謁見する機会があり、その際に上皇后さまから『(皇位継承に関する議論を)よろしく進めてくださいね』というご趣旨のお声がけを賜っているのです」
この異例のお言葉を額賀議長は重く受け止めたということだろうか。あらためて本人に尋ねると、
「ようやく第1回の会議が開かれたところです。各党が意見を出してくれて、私はその意見を聞く立場。粛々と議論していくのは当然のことです」
と、やはり前向きな姿勢がうかがえるコメントを語っていたのだが、「上皇后さまのご意向があったと聞きましたが」と告げるや、
「…………」
それまでの冗舌がうそのように突然沈黙。しばし静寂ののち、一方的に電話は切れてしまったのだった。
来るべき次代のために、御身を挺して皇室の将来への道筋をつけたいと願われる上皇后さまの思し召しは結実するのか。5月23日発売の「週刊新潮」では、安定的な皇位継承を巡る議論について詳しく解説する。
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