「ブルーモーメント」視聴率は右肩下がりの大苦戦 2つの名作ドラマが思い浮かんで既視感に原因?
「コード・ブルー」も彷彿
「シーズン3まで放送され、映画版も大ヒットしました。フジのドラマに山下が出演するのは『コード・ブルー』以来7年ぶりということで、“ブルー”を重ねたのかと穿ってみたくもなります。ただし、それはかえって裏目でしたね。『コード・ブルー』はヘリコプターが救命に飛び回っていましたが、『ブルーモーメント』はそれが対策本部車に置き換わっただけのようにも見えます。しかも、第2話では気象研究家の山下もヘリに乗り込み、まさに『コード・ブルー』を彷彿させました」
他にも問題が……。
「『コード・ブルー』は同僚の女性スタッフが新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未と、それぞれが主演する連ドラが作れるほど豪華なキャスティングでした。一方、『ブルーモーメント』は、プライム帯の連ドラ初ヒロインとなる出口夏希に仁村紗和ですから少々小粒です。しかも、出口は興奮すると中国語でまくし立てるという設定ですが、なんだか違和感がありますね。中国生まれの彼女の得意分野に合わせたキャラなのでしょうが……」
「ブルーモーメント」は「TOKYO MER」と「コード・ブルー」を足して2で割ったようなドラマということだろうか。
「ついでに言いますと、今年1月期にNHKで放送された山下が主演の『正直不動産2』の残像が頭をよぎることもある。『ブルーモーメント』は自然災害を描くだけに強風のシーンがよく出てきます。『正直不動産』では風が吹くと本音を言ってしまう主人公だったので、強風シーンでつい本音を漏らしてしまうのではと心配になります」
果たして「ブルーモーメント」は、悪天候から抜け出すことはできるのか。
「山下はSDRでもMERでもいいから救ってほしいと思っているかもしれません」