「櫻坂46」が新センターで9枚目のシングル発売も、ファンが懸念する「人気グループ」との“発売日被り”

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古参のファンにとって“9”が持つ特別な意味

 まず、話を聞かせてくれたのは、Buddiesとして前身グループの“欅坂(けやきざか)”時代から櫻坂を応援している30代男性のFさん。

「Buddiesにとって、“9枚目”という数字には特別な意味があるんです。欅坂はメンバーの体調不良や脱退などがあり、2020年に櫻坂として再出発したわけですが、前身の欅坂時代に発売したシングルは全部で8枚でした。苦しかった時代を一緒に乗り越え、欅坂を超える9枚目のCDまでこれたというのは、古参のファンからすれば非常に感慨深いものがあるんですよ」(Fさん)

 しかも、欅坂時代に9枚目となる予定だった「10月のプールに飛び込んだ」は、「幻の9th」と呼ばれる“いわくつき”のシングル。2019年9月、欅坂46の冠番組「欅って、書けない?」で発表され、その冬の発売予定とされていたが、当時グループで絶大な人気を誇っていた平手友梨奈の体調不良などにより、リリース自体が頓挫してしまった過去がある。

「それだけではありません。今回の9thシングルでセンターを務めるのは、3期生の山下瞳月ちゃん。次代を担う3期生から初めて選ばれたセンターですから、なんとしてでもこの9枚目のシングルも週間ランキングで1位を取らせてあげたい。Buddiesの皆でその門出を祝福したい」(Fさん)

 では、もう一方の「MINI」の見解は?

「よりによって、どうしてこの日に」

 話を聞かせてくれたのは、オーディション番組の頃からのファンで、2月に京セラドーム大阪であった初の単独ドーム公演にも駆け付けたという、20代女性のIさん。

「6月26日は、INIの結成から3周年という記念すべき日です。坂道グループが好きな友人も多いですし、もちろん敵対する気持ちなんてありませんけど、よりによって、どうしてこの日にしちゃったかなぁという気持ちです」(Iさん)

 INIと言えば、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」の出身で、“兄グループ”にはJO1がある。さらに今年4月には、「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」の選抜メンバー11人がガールズグループME:I(ミーアイ)としてデビューしたばかり。

「同じ系列の事務所ですから、妹グループになります。MINIの中には、これまでの自分たちのCDやグッズへの“課金”が女性グループのプロデュースに使われたことに、モヤモヤしている人もいます。私は気にしませんけどね。でも、そういう少し微妙な空気を吹き飛ばすためにも、今回のシングルでも絶対1位を獲って欲しいし、私にできることなら何でもしてあげたい」(Iさん)

 直近のシングルCDの売上枚数を見ると、櫻坂の8thシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」のオリコン初週売上は43.4万枚、対するINIの5thシングル「TAG ME(HANA_花)」は30.6万枚。1stシングルで比較すると櫻坂の「Nobody’s fault」が40.9万枚で、INIの「A」が50.8万枚と、競っている。

「最近の販売枚数では櫻坂の方が上回っていますが、どちらもビッグネームですから結果がどうなるかは予想がつきません。我々もどちらが1位を獲るか注目しています」(芸能記者)

 ファンたちはSNSで情報交換し、「必要枚数」などを緻密に計算するのだという。戦いは既に始まっているのかも知れない。

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