「もうガマンできない?」下村博文氏が森元首相に反撃開始「政倫審ではブルったくせに」嘲笑と共に永田町界隈で出回る35年前の「選挙公報」
地元からは「次に出ても落選確実」
「下村さんも、ここまでコケにされては黙っていられないという気持ちになったのでしょう」(前出・政治部デスク)
そんな下村氏を揶揄する画像が永田町関係者の間で出回っている。
〈もうガマンできない〉。
画像に載っているのは35歳だった若かりし頃の下村氏の写真。1989年、下村氏が東京都議選に2度目の挑戦で初当選した時の「選挙公報」だ。キャッチフレーズが「まさに下村氏の心境を表している」と永田町で嘲笑の的になっているのである。
選挙公報には〈今こそ一票一揆の投票を!〉のフレーズも踊っており、「新党」を口にし出したところとも被る。だが、地元の支援者は、
「仲間もいないのにどうやって新党なんて作るんですか。そもそも次の選挙では落選確実と言われています」
「あの時、刺しに行けばよかったのに」
この選挙公報でもう一つ注目すべきは〈金権政治との決別 おカネのかからない政治活動の実行〉と訴えている点である。
「下村氏は2018年から5年間で476万円のキックバックを受けていたことが明らかになっている。先日の講演会では『秘書たちがやっていたので自分は知らなかった』などと言い訳をしていましたが、結果としては金権政治にズッポリ浸かっていたわけです」(前出・政治部デスク)
講演会での“反撃”はもはや何の影響を及ぼさないと見られている。
「もう処分が終わり、法改正の議論に移っていますからね。ただし、キックバックが森さんの会長時代に始まったと見ているのは下村さんだけではありません。2006年に派閥会長を退いた後も事実上のオーナーであり続けた森氏には説明責任がある。にもかかわらず、岸田総理からの腰が引けた『電話聞き取り』と自分に都合の良いことばかり喋った文春インタビューで逃げ切ってしまった」(同)
そして、下村氏に対して「どうせやるならあの時、刺しに行けばよかったのに」と重ねて言うのである。
「政倫審という、まさに男が一世一代の勝負をかける舞台が用意されていたのです。あの時、捨て身の覚悟で刺し違えに行けば、森さんを国会に招致するような展開になったかもしれない。ブルっちゃったんでしょうがね」(同)