16歳で「女子アナ」目指し…元日テレ・宮崎宣子アナが「ラジかるッ」での“珍回答”の真相を告白

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振り切って書いた回答

 第1志望はフジテレビだったが、1次試験で落とされた。唯一、最終面接まで残ったのが日本テレビだった。

「私の年は、日本テレビがアナウンサーを5人も採用してくれたんです。私は“チャレンジ枠”みたいな形で、採用されたと聞いて運が良かったと思いました。」

 2002年に日本テレビに入社。思い描いていた華やかなアナウンサー像とは違い、「体育会系」のような雰囲気の中で働く。宮崎弁がまだ残っていた宮崎さんは、それを直すことから始めた。地道にやるうちに、入社4年目で朝の情報バラエティー番組「ラジかるッ」の総合司会に抜擢される。

「自分を変えてくれた番組になりました。最初はアナウンサーとして、きちんとした仕切りをしたかったんです。でも、毎回振られるたびに、まっとうな返しをしては、それを指導されることの繰り返しでした」

 悩める宮崎さん。制作サイドからは「アナウンサーはメインキャスターではなく、マスター・オブ・セレモニー。いかにみんなが楽しくやりやすいようにするのがアナウンサーの仕事」とアドバイスされたという。

「当時求められたのがクイズを出されて、珍回答することでした」

 当初は、わからなければ白紙で回答していた。だが、制作サイドからは「こんなの面白くないから、なんでもいいから書いて」と言われたという。普通に書いても、「その答えも面白くない」と言われてしまう。最後には「何でもいいから分からないときは振り切って書いてみて」という“指令”が出た。

 すると、宮崎さんの振り切った珍回答が話題となり、“おバカ”アナウンサーとして人気に火が付く。当時は、フジテレビ系「クイズ!ヘキサゴンII」で、“おバカ”タレントらが大活躍していた。

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