「30代のうちに卵子凍結をしておけばよかった」元日テレ・宮崎宣子アナが振り返る41歳からの不妊治療

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きつかった止める決断

 不妊治療を始めてすぐに結果が出る夫婦もいれば、うまくいかず長期間、続ける夫婦もいる。

「私もいつまで続けるかというモヤモヤ感がありました。終わりがないので、自分で止めるということを決めなければいけない。イコールもう妊娠を諦めるみたいなところもあるわけです。その治療を止めるというタイミングをいつにするか決めることが、 結構きつかったですね」

 時間と費用をかけて治療をすれば、どうしても、子どもを授かることへの期待が高まっていくことは自然な感情だろう。ただ、その期待がプレッシャーとなり、苦しみとなることもある。

「20代でも妊娠できない方がいる一方で、30代後半とか40代でも自然妊娠できる人もいます。何が正しいかとか、何をやったから結果が出るのかもわからない。だんだん、結果がでないと、自分を責め始める。自分の身体の問題なのかとか、何が悪かったんだろうとか、どんどん自分のせいにするようになっていくんです」

 不妊治療を経て、宮崎さんが改めて感じたことを聞いた。

「自分が経験して思ったのは、相手がいるかいないかは別にして、30代のうちに卵子凍結をしておけばよかったな ということです。それだけで妊娠の確率は上がる可能性があります。相手がいないのに卵子凍結だけするのはなかなか気持ち的に前向きにはなれないとは思いますが、外国人の友人が何人も30歳くらいで卵子凍結をしていて、なんでしてなかったの? って言われました。考え方も進んでいますよね」

 日本テレビ時代を振り返った第3回に続く。

デイリー新潮編集部

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