「つばさの党」メンバー3人逮捕で「都知事選は平和に」 家宅捜索後の「3夜連続・桜田門街宣凸」に警視庁はブチギレた?
「警察が来たかも…」インタビュー中、不安をこぼした根本容疑者
一方、強気を貫き通してきたように見えるつばさ側も、ずっと逮捕を警戒していた。選挙直後の4月30日、「デイリー新潮」は黒川容疑者と今回共に逮捕された根本良輔容疑者(29)の2人にzoomインタビューを行ったが、途中、自宅にいたと思しき根本容疑者が「警察がやってきたかもしれない」と離脱する場面があった。
「今、一緒にいる人が外に誰か立っているから警察が来たんじゃないかと言ってきたのですが、多分、気のせいだったと思います」(根本容疑者)
戻ってからこう語った根本容疑者はどこか落ち着かない様子だった。7月の都知事選に本当に出馬するのかと聞いた時も、「警察の動き次第ではありますが、出るつもりです」と警察の動きを気にしている様子だった。
真の目的は「都知事選の妨害阻止」
ある警察関係者は「上の強い意向が働いた」と語る。
「選挙中に自由妨害で『警告』した際は、警視庁はこれが限界というスタンスだった。だが、最終日の2日前になって急に『微罪でもいいから奴らがちょっとでも法を犯した瞬間、現行犯逮捕しろ』と現場に指示が降りたことがあった。選挙後もしばらくは立件に慎重な姿勢を示していましたが、連休が明けたくらいから公選法を管轄する総務省と連絡を取り合いあたふたしていた。今回の逮捕はガーシー氏の時と同様、国の意向を受けた国策捜査だったと言える」
今後はどうなるのか。
「黒川容疑者らは一貫して『違法性はなかった』と主張すると思われますが、捜査2課も特別捜査本部を設置し、徹底して彼らがやってきた不法すれすれの行為を立件していく方針です」(同)
警察側の“真の目的”は別にあるという。
「来る7月の都知事選での妨害行為を阻止することです。起訴後も捜査が継続中という理由で勾留され、都知事選が終わるまで出てこられない可能性が高い。そうなると立候補はできても選挙活動はできなくなります」(同)
つばさの党残党は幹部3人不在でも活動を継続していくとSNSで明かしているが、
「あの3人の戦闘力なくしては無理でしょう。騒ぎは沈静化していくのでは」(同)