再び帰国のヘンリー王子はチャールズ国王と「会わなかった」のか「会えなかった」のか

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英国訪問後はメーガン妃とナイジェリア訪問

 ヘンリー王子と王室の間の“見解の相違”はすでに定番だ。2月の緊急帰国もヘンリー王子にとっては美談だが、予定を遅らせてまで対面の時間を作ったチャールズ国王は「苛立っていた」という説もある。

 こうしたズレを「記憶が異なるかもしれない」という見事なフレーズで表現したのは故エリザベス女王だった。「タイムズ」紙の記事でも、チャールズ国王の友人は「とても悲しいこと(状況)だ」とした上で、国王側があえて慌ただしい予定を組んだのではないかという指摘については「再び『記憶が異なるかもしれない』と言っておきましょう」と語っている。

「宮殿とヘンリー王子陣営の間で騒動が勃発」と報じた英紙「デイリー・メール」では、読者コメント欄に呆れムードが漂っている。中には「実の父に会えないなら義理の父に会うのはどうか」という意外に鋭いジョークも寄せられていた。義理の父とはメーガン妃から縁切りされている事実を度々訴えているトーマス・マークル氏である。

 そんなメーガン妃は英国滞在を終えたヘンリー王子とナイジェリアを訪問した。米国から英ヒースロー空港に飛び、空港内のVIPラウンジで合流したという。ナイジェリアにルーツがあるというメーガン妃は現地で終始上機嫌の笑顔を見せていたが、「偽王室」あるいは「準王室」のロイヤルツアーと英国内で不評を買っているのは言うまでもない。

 夫妻ともども批判や穿った見方を避ける効果的な手段はまず、「家族との関係をマトモにする」ことではないだろうか。

デイリー新潮編集部

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