20世紀以降、急増してきた世界の人口が6年後に転換点…少子高齢化で国際社会の地政学リスクが上昇

国際

  • ブックマーク

米国の出生数は下落の一途

 米疾病予防対策センター(CDC)の下部組織である国立衛生統計センター(NCHS)は4月25日、米国の昨年の出生数が過去約40年での最低水準に落ち込んだことを明らかにした。

 NCHSの暫定データによれば、昨年の出生数は前年比2%減の359万人と、約340万人だった1979年以来の低水準だった。

 新型コロナのパンデミックの初年度にあたる2020年、米国の出生数は前年比4%急落した。その反動を受けた2021年は1.3%増と7年ぶりに増加したが、2022年は0.1%減で再び下落に転じている。...

つづきを読む