【警視庁が「つばさの党」に家宅捜索】「子供もいますが全く恥じていません」党首と候補者は「阪大卒&東大大学院中退」活動資金はどこから?

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子供もいますが全く恥じることはない

――お二人にはお子さんもいるが、自分の子供たちにも自信を持って見せられたと考えていますか?

黒川 今回の件では連絡を取っていませんが、見てもらって何ら差し支えない。23、22、20歳と息子が3人います。1人も連絡してこないですがね。もう若い子たちはテレビなんか見ていないんでしょう。他の件でもいつもこんな感じなので、また父親が何かやっている、くらいなんじゃないですか。やりすぎくらいには思っているかもしれないですが、父親がやろうとしていることは理解してくれていると思います。

 自分がやってきたように、やりたいことはやれと言って育ててきました。うちの子供たちは普通のご家庭のお子さんに比べたら、父親に似て常識に縛られない子たちです。ただ、周囲からは概ね評判がいいですよ。

根本 僕の場合は親、兄弟とは絶縁状態で連絡を取っていません。ただ自分が持っている家庭は円満で、嫁さんもSNSで援護射撃をしてくれている。嫁の母親も我々と同じような思想を持って応援してくれている。もちろん、黒川さんと同じで、二人の子供(うち一人は6月に出産予定)に対して全く恥じるところはありません。

――お二人とも高学歴です。黒川さんは大阪大学工学部を経て、NEDO (国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)で働いていたこともある。エリートの道から一転、なぜこういう道を歩むことになったのですか。大抵の人はどうしてそんな立派なキャリアを捨ててと思ってしまいます。

黒川 常識を重んじる世の中がクソだからです。そいつらこそが子供たちの未来をぶっ壊している。その代表こそが政治家じゃないですか。だから、僕らはまず政治家をぶっ潰そうと思っている。

 NEDOに行ったのはベンチャーを作るためで、経産省や文科省、財務省の役人とも仕事していました。大阪大学にベンチャーを作る部署を作ったのは僕で、大学の中でここまでやるのかというくらいたくさんのベンチャー作りましたよ。

 ただベンチャーを作っていて思ったのは、出る杭は打たれる傾向が強いこと。新しい産業を作らないと日本は発展どころか維持できないというのに。その経験を通して、日本はダメだと強く思って政治運動を始めた。

 新しいことをやる若い人たちを育てることが大事だと考えている。若い人たちが新しいことをやって、それを面白いと思う人がいなければ誰も新しいことにチャレンジしない。

 イーロン・マスクを想像して欲しいんですが、絶対に人の言うことなんか聞かないでしょう。海外ではそういう起業家たちが世界最先端の企業を動かしている。常識は過去の産物です。

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