【警視庁が「つばさの党」に家宅捜索】「現に警察は来ていないでしょ」選挙直後、余裕綽々で語っていた党首&候補者90分インタビュー
警視庁捜査2課は5月13日午前、公職選挙法違反容疑(選挙の自由妨害)で政治団体「つばさの党」本部など関係先数カ所に家宅捜索に入った。他陣営の街頭演説に執拗に“凸”。選挙カーを追い回して罵詈雑言。警視庁から出された公職選挙法違反の「警告」は無視――。衆院東京15区の補欠選挙で白昼堂々行われていた選挙妨害について、党首の黒川敦彦氏(45)と最下位で落選した根本良輔氏(29)は選挙直後の「デイリー新潮」のインタビューで、「警察は警告しか出せていない」「現に警察は来ていないでしょ」と豪語していた。(前後編の前編)※5月1日に配信した記事を一部改編しました。
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【写真7枚】「過激すぎる候補者」の“襲来”に備え、幾重ものバリーケードが張られた乙武陣営の「異常な警備体制」
国民の誰もが抱いている疑問を投げかけただけ
――世間から強い批判が出ていることについて、どのように考えていますか。
根本氏 連日ニュースで報道されているので、世間の批判は理解しています。ただこれまで何度も言ってきた通り、合法の範囲内でやっています。選挙後にヤツらは逮捕されるだろうみたいな言われ方をされていましたが、現に警察は来ていません。
テレビの伝え方にも偏向を感じます。僕が妨害だけでなく、暴行までしたかのような報道になっていますが(註・乙武洋匡氏の街頭演説中、東京都大田区の荻野稔区議との間で起きたいざこざのこと)、僕らがSNS等で出している動画を見ていただければわかる通り、先に手を出したのは向こうです。
プラカードを掲げていただけなのに体当たりしてきた。僕はそれを振り払っただけ。なのにマスコミは向こうの話だけを聞いてこちらの言い分は聞きにすら来ない。我々を悪者にする意図を持っているとしか思えない。
黒川氏 僕らは各陣営に対してずっと「我々の質問に対して答えろ」と言ってきた。きちんと回答してきた陣営からは立ち去っているし、嫌がらせありきだったわけではありません。
我々が聞いてきたことは、彼らにとって聞かれたくないことなんです。小池さんで言うと新たに出てきた「学歴詐称疑惑」、乙武さんの場合は「不倫」。答えたくなかったのでしょうが、国民の誰もが抱いている疑問から答えずに逃げて、綺麗事ばっかり並べるのはもはや嘘のレベルだと思う。
嘘を撒き散らしながら有権者を騙して投票させる行為への疑問。今回の選挙戦でそのおかしさを可視化できたと考えている。法を犯していないし、表現の自由の範疇です。世間の批判も理解できますし、100パーセント賛同してくれとは言いませんが、我々の意見とも向き合って欲しいとは思っています。
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