イノベーションを起こせない企業、資金力のないメディア…巨大プラットフォーマーを前に日本が直面する「恐ろしすぎる社会」

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“大艦巨砲主義”

 メディアの場合、生き残る道は一つしかない。

「コンテンツの氾濫という事態に対するひとつの解は、Netflixのように莫大な資金を投下して他を圧倒する作品を作り、YouTuberの素人コンテンツと差別化することでしょう。しかしこの“大艦巨砲主義”はディズニーですら失敗するのですから、制作資金が減る一方の日本のメディアにはとうてい無理です。こうして、巨大なプラットフォーマーの上で玉石混交の無数のコンテンツプロバイダーが競争する“ポストモダン”の世界へと、時代は移行していくのでしょう」

 世界で起きつつある大きな変化の波に日本も飲み込まれようとしているのである。

デイリー新潮編集部

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