「スカウトマンを怖がって逃げた」「サッカーではラフプレーも」 恩師が明かす山崎賢人の少年時代
「キングダム」シリーズ、「ゴールデンカムイ」などの大作で喝采を浴び、アクションスターの名をほしいままにする山崎賢人(29)。4月19日に公開された映画「陰陽師0」では若き日の安倍晴明を演じるが、彼自身の若き日の姿を、恩師が語り尽くした。
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小学2年から中学を卒業するまでの間、生粋のサッカー少年だった山崎。「陰陽師0」の舞台あいさつでも、自らの原点を問われて“サッカー”と答えたほどだが、
「僕が審判をしていた小学生チームの試合で、10番をつけたうまい子がいるなと見ていたら、“審判、今のオフサイドでしょ!”と文句をつけてきた。いい意味で生意気だなと思いましたが、それが賢人との最初の出会いでした」
そう振り返るのは、都内のサッカーチーム「RIO FOOTBALL CLUB」を率いる尾松剛監督(49)である。
「しばらくして“こんにちは~”ってうちに来た賢人を見て、“あのときのあいつか!”と思いましたよ」
熱くなってラフプレーに走ることも
山崎少年は中学入学と同時に「リオ」へ入団、尾松監督のもとでサッカー漬けの日々を送ることに。
「ポジションはトップ下。とにかく正面突破を仕掛けて、自分でゴールに向かっていくスタイルでしたね。“そこはパスを出してくれよ”と思う場面でも、自分で行く我の強さがありました」
その際立ったメンタリティーを回顧していわく、
「ボールを取られたら自分で取り返しにいく。熱くなり過ぎてラフプレーでやり返してしまうこともあったと思います。そういうときは周りから“賢人、やめろ”と窘(たしな)められていました。うまくいかないといら立って動きが止まってしまうことも。正直で、顔や態度に出るんですよ」
言いたいことはなんでも臆せず口にするタイプで、
「先輩にはかわいがられるし、同級生とも仲良し、後輩には威張らない。大学生のコーチに“こんにちは”とあいさつした直後に、ファンが聞いたらビックリするような下ネタを言ってはしゃいでいましたね」
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