【アンチヒーロー】クセ強すぎ「VIVANT」俳優が集結でネット騒然 一瞬登場した復帰女優がカギ握る

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第4話で点と点が繋がる

 点と点が繋がったー。5日に放送された俳優・長谷川博己主演のTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」の第4話は急展開を見せた。第1話から3話までで描かれた主人公・明墨弁護士の脈絡のない行動に首をひねっていた視聴者も、今回の放送で前半の内容がかなり整理できたのではないか。明墨の狙いはある冤罪の隠ぺいに加担したとみられる巨大権力に向けられていた。※以下、ネタバレを含みます。

 第4話のストーリーテラーは新米弁護士の赤峰(北村匠海)だった。独自調査に乗り出した赤峰は、明墨が糸井一家殺人事件の犯人として収監されている死刑囚・志水裕策(緒形直人)に面会したことを知る。そこで、事件の隠ぺいに関与した検察や政治家の嘘を暴いてきた明墨の目的が、全てこの殺人事件に繋がっていると考え始めた。

 放送ライターがこう振り返る。

「初回と第2回では、被告人を起訴できる十分な証拠をそろえられなかった検察官が、大学教授に金銭を渡して嘘の証拠をでっち上げていたことを暴きました。さらに、第3話では、息子の犯行を隠ぺいする政治家を糾弾しました。今回の第4話では、明墨が拘置所で緒方直人演じる死刑囚・志水に面会し『必ず無罪にします』と誓っています。今後は、明墨が検事時代に担当していた12年前の糸井一家殺人事件を軸に、この冤罪事件に関わった検察、警察、政治家の悪事が次々と暴かれていく可能性が高いです」

 また、TBS関係者がこう明かす。「12日放送の第5回では、明墨と検事正・伊達原(野村萬斎)の因縁や明墨と死刑囚・志水との関係も明らかになります。第2回で明墨が殺人の被疑者である緋山(岩田剛典)を無罪にした理由も見え始めるでしょう。このドラマの脚本家4人のうち3人は昨年7月期の『VIVANT』も担当していましたが、謎と謎が次々と繋がっていくスリリングな展開は『VIVANT』以上かもしれません」

「VIVANT」組の筆頭格は迫田孝也

 実際、「アンチヒーロー」には「VIVANT」で強い印象を残したクセの強すぎる出演者が脇を固めている。その筆頭格が迫田孝也だ。迫田は「VIVANT」に丸菱商事エネルギー事業部1課長の山本巧役で出演。正体はテントのモニターで部下の女性ハッカーを凌辱して、誤送金事件に従事させていたというとんでもない悪役だった。

 迫田といえば、2021年放送のTBS日曜劇場「ドラゴン桜」では娘の大学進学を妨害するDV男を、現在、日本テレビ系で放送中の今田美桜主演ドラマ「花咲舞が黙ってない」にもパワハラ銀行支店長役で出演して、嫌味たっぷりの演技を見せた。Netflixで配信中の「シティーハンター」では、薬物で人を操ろうとする殺人鬼役で出演するなど引っ張りだこなのだ。

 テレビ誌記者がこう話す。

「“切れて怒鳴り散らすおやじ”といえば迫田、というぐらい板についてきましたが、広島大学教育学部を卒業し保健体育の教員免許を所持しているという意外な一面もあります。今年2月に出身地・鹿児島市のふるさと大使を委嘱された際、NHK大河ドラマの『真田丸』『西郷どん』『鎌倉殿の13人』への出演でも大使就任はダメだったことを嘆きつつ、『やっと来たか!』と大喜びしていました」

 そんな迫田は5日、自身のXに「アタシはいつ!?どこに!?どんな人物で!?どのように!?出演してくるのか…!?皆さんも是非ご覧ください!」と書き込んで「アンチヒーロー」への出演を猛アピールしている。

 一方、「VIVANT」でバルカ共和国のずる賢い外務大臣を演じた演劇出身の河内大和の出演も公式HPで発表されている。これまで数多くのシェイクスピア劇に出演してきた河内だけに、こちらも相当な悪役として登場する可能性が高い。「VIVANT」からは迫田、河内のほか、テロ組織「テント」の幹部をサングラス姿で演じた林泰文、安藤彰則、井上肇、内村遥、須田邦裕、砂田桃子、高木勝也、谷田歩、珠城りょう、馬場徹、和田聰宏、渡辺邦斗の計14人が「アンチヒーロー」に出演。これには「VIVANT以来のゾクゾク感」などとネットも沸いている。

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