大谷結婚で注目「女子アナ」はなぜ嫌われるのか 元TBS人気アナが明かす葛藤「ただの会社員なんです」
海保知里さんインタビュー第4回
かつて「サンデージャポン」や「はなまるマーケット」などの人気番組を担当した元TBSアナウンサーの海保知里さん(48)。気さくで愛らしいキャラクターで“アイドル”的な人気を誇った。当時は「女子アナ」という言葉がもてはやされたが、時代は変わり、世の中での受け止められ方も変化している。海保さんの目にはどう映っているのか。(インタビュー第4回・全4回)
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最近、「女子アナ」という言葉に注目が集まった。米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が結婚を発表した時のことだ。当初、相手が伝えられなかったため、「一体、誰なのか」と関心が 高まった。後に、相手が元バスケット選手の田中真美子さんと判明すると、「女子アナじゃなくてよかった」との声が上がったのだ。
なぜ、女子アナウンサーに対して、ここまで厳しい目が向けられるようになってしまったのか。
「これまでの女性アナウンサーたちによって作り上げられた“女性アナウンサー像”というのがあると思うんです。それが一人歩きして、イメージが悪化しているようには感じます」
かつて、「女子アナ」といえば、タレント以上に華があり、憧れの存在だった。今も知名度、存在感は抜群なのだが、最近は徐々に微妙な立場になってきているのかもしれない。
「私がずっと心がけていたのは、制作サイドの“パイプライン”役になることでした。どうやったら、番組がうまく成立するのか。ただ、制作サイドからは『もうちょっとこういう洋服を着てほしい』という要望も出てくる。そういう格好をすると男性視聴者を釘付けにできるからです。でも、私はそういうジャンルではなかったですが(笑)」
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