【光る君へ】親の七光りで異例の出世…三浦翔平が演じる危険人物・藤原伊周の見苦しすぎる行く末
父道隆の自業自得で政権のトップに就けなかった
長徳元年(995)4月10日、栄華を誇った関白藤原道隆(井浦新)が病死すると、一条天皇(塩野瑛久)は27日、弟の右大臣道兼(玉置玲央)を関白にした。しかし、その道兼もまた、公卿のあいだにも蔓延していた疫病の疱瘡(天然痘)に感染し、5月8日には死去してしまう。
NHK大河ドラマ「光る君へ」は第18回「岐路」(5月5日放送)で、この道兼の非運を描いた。ドラマのなかでは、第1回でまひろ(吉高由里子、紫式部のこと)の母(国仲涼子)を殺害するという衝撃的な場面を演じて以来、憎まれ役だった道兼だが、最後はよき政をめざす善人として描かれ、視聴者が受ける印象も大きく変わったようだ。...