高校球児が燃え尽きる“甲子園至上主義”の理不尽…チームより個人を優先する「リーガ・サマーキャンプ」は野球の未来を変えるか
強豪校では大半の部員がスタンドで応援
夏の風物詩である甲子園大会の3日目が予定される2024年8月9日、既存の高校野球とは“真逆”の価値観を持ったリーグ戦形式の取り組みが北海道で始まる。「補欠なし」「燃え尽き症候群の撲滅」「チームより個人の価値を優先」。それが「リーガ・サマーキャンプ」の目指す理想だ。【中島大輔/スポーツライター】
今年で第106回大会を迎える夏の甲子園大会は、高校野球の枠を超えて日本の文化とも言える歴史を積み重ねてきた。
だが100年以上の年月を重ね、制度やあり方に不具合が生じている部分も少なくない。...