消費者庁調査では明かされない健康被害の詳細 「機能性表示食品」6795製品のうち、注意すべき「問題商品」を実名検証

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6795製品のうち注意が必要なものはどれか

「消費者庁としては、機能性表示食品制度がスタートすることにより、参入する企業の収益面でのメリット以外にも、質の悪い健康食品を今度こそ駆逐できる、と期待したのでしょう。が、ふたを開けてみればどうでしょう。機能性表示食品の届け出制度があまりにも甘いせいで、その中に質の悪いものが多く交じるようになってしまいました」

 と、植田氏が続けて話す。

「『脂肪を減らす』『血圧を下げる』なんて書いてあれば、それを期待して購入するのは当然のことです。しかし現実的にはエビデンスの質が低く、効果が薄い。もっと言えば人体に悪影響が出るようなものすら市場に出回っている。飲んでも効かないだけならお金を失うだけで済みますが、飲んで人体に影響が出る、まして死者まで出てしまったら取り返しがつきません」

 その悪夢が現実のものとなったのが、機能性表示食品として売られていた小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」だ。このサプリを摂取した5人が死亡したことが明らかになり、世上を大いに騒がせる事態に。これを受け、消費者庁は機能性表示食品6795製品を対象とした調査に乗り出し、4月18日までに計35製品で147件の健康被害報告があったことが明らかになっている。同時に制度そのものの見直しも進めている消費者庁はしかし、健康被害報告があった製品の実名は明かしていない。

 6795製品のうち、その根拠に疑義が呈されている、あるいは摂取する際に注意が必要なものはどれなのか。

有料版では具体的な商品名を挙げて、メディアでは報じられていないその効果の根拠や健康被害の可能性について徹底検証している。

デイリー新潮編集部

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