消費者庁調査では明かされない健康被害の詳細 「機能性表示食品」6795製品のうち、注意すべき「問題商品」を実名検証
5名の死者を出した小林製薬の「紅麹サプリ」は氷山の一角に過ぎない。消費者庁の調査でこれまでに35製品147件の健康被害報告があったことからもそれは明らかだ。水面下にはどれほどの問題商品が隠れているのか。販売中の商品の根拠論文を検証した。(以下は「週刊新潮」2024年5月2日/9日号掲載の内容です)
本誌(「週刊新潮」)が「トクホの大嘘」という特集記事を掲載したのは2017年のこと。トクホ(特定保健用食品)の各商品の“根拠論文”を専門家に徹底的に検証してもらったところ、看過し難い「大うそ」が次々と見つかった――というのが記事の主旨である。...