丸川珠代参院議員 こんなことになるなら衆院鞍替えなんかするんじゃなかった…脱税疑惑で落選の現実味

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鶴保氏は鞍替えを断念

 先に紹介した朝日新聞の社説では、《安易な鞍替え》の例として参院・和歌山選挙区の鶴保庸介氏が和歌山1区から出馬することも挙げていた。ところが鶴保氏は4月28日、鞍替え出馬を断念すると発表した。

「衆院小選挙区で1区の大半は県庁所在地など都道府県の中心地が多く、地方でも都市型の有権者が多いことで知られています。島根1区の補選で自民党の候補者が敗退した理由の1つでしょう。同じように和歌山1区からの出馬を検討していた鶴保氏は、自民党候補者の吹く逆風の強さを考えて鞍替え出馬を諦めたと考えられます。会見では裏金事件の影響を問われ、『全くないと言うとうそになる』と答えました」

 丸川氏は安倍派の解散について記者団に、こう語ったという。

「国家観をともにして政策を作る活動をしてきたグループだったが、いつの間にかそうではない集団になった。人事であったり、政治資金であったり、あるいは選挙であったりというものに、より重きを置かれる集団になってしまった。極めて残念だ」(註)

 822万円の不記載があった国会議員の発言だ。説得力など全くないと言わざるを得ない。

註:安倍派ラスト総会 「幹部は議員辞職しろ」 5人衆らに厳しい声(朝日新聞DIGITAL:2月1日)

デイリー新潮編集部

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