新生「ビッグモーター」始動でもくすぶる“不穏分子” 「マージンはどうなる?」「“進駐軍”乗っ取り」…伊藤忠への不満の声が上がる背景とは

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「一丁目一番地はコンプライアンス(法令順守)、不祥事撲滅」――。新会社に生まれ変わった旧ビッグモーターの新経営陣は、地に堕ちた信頼回復に向け、こう宣言した。ところが社内では、早くも“不正の土壌”となりかねない不安や不満の声が漏れ始めているという。

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 5月1日、伊藤忠商事は中古車販売大手「ビッグモーター」を買収し、事業を継承する新会社「WECARS」を設立したと発表。その舞台裏を全国紙経済部記者が解説する。

「買収は伊藤忠のほか、子会社のエネルギー商社『伊藤忠エネクス』と企業再生ファンド『ジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)』の3社によるもので、出資額は計400億円。...

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