藤浪晋太郎(30)に阪神でも日本ハムでもない“選択肢” 「トレード画策」のウラにはマイナーでの“意外な評判”
日本復帰は引退覚悟?
前出の代理人はこう指摘した上で、藤浪がマイナーでも米球界に固執する理由を強化する。
「阪神では制球難に苦しみ、注目度が高い環境を変えることで打開しようというのがメジャー挑戦の動機の一つになっていました。アメリカ行きは長いスランプから抜け出し、プロ入り当初の輝きを取り戻すためのラストチャンスと捉えていたはずです。このまま結果を出せないで日本に帰れば、今度こそ引退と隣り合わせになることは本人が誰よりも分かっていると思います。独身でもありますし、やれるだけやろうと。そう簡単に日本には戻ってこないとみています」
ボラス氏は「私たちが与える情報も理解できる」と藤浪のクレバーさを認めている。藤浪が自らを追い込むことになる今夏の日本球界復帰を、拙速に決断する可能性は低いのかもしれない。
[3/3ページ]