内紛騒動のHYBEは終わりの声も…形勢逆転のミン代表は東方神起と同じ手法を使うのか

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

とんでもない秘策を準備か

 この内紛を取材している前出の現地ジャーナリストがこう話す。

「ミン代表の号泣会見以降、HYBEのイメージは悪化しています。元判事だった著名弁護士が『ミン代表の背任の決定的証拠がカカオトーク(無料メールアプリ)の文章だけだとしたら、HYBEは終わっている』『むしろHYBEやパン・シヒョク理事会議長が背任に該当する余地がある。親会社で大株主であっても、系列会社とは株主構成が異なる独立した別個の法人だ』『傘下にある会社のノウハウを親会社が勝手に引き抜いて、他の系列会社(ビリーフラボ)に適用するのは無償背任に該当する余地がある』などと指摘していることもHYBEを焦らせる理由の一つになっています」

 HYBE側はADOAに対して経営陣刷新のために取締役会と臨時株主総会の招集を求めており、手続きに沿ってミン代表の解任決議を目指す目論見だった。だが、ミン代表の法定代理人を務める法務法人・世宗はソウル西部地裁での申請尋問後に「10日までに理事会が開かれ、今月末までに株主総会が開かれる予定」と明かすなど、むしろ株主総会の開催に乗り気なのだ。

「今度は、ミン代表がHYBE相手にNewJeansの専属契約解除の仮処分訴訟を提起するのでは、との噂が飛び交っています。これは過去に絶大な人気を誇ったボーイズグループの東方神起が、2009年にSMエンターテイメントとの契約解除の際に使った方法です。ジュンス、ジェジュン、ユチョンのメンバー3人が『専属契約13年は事実上終身契約』と不当性を強調し、裁判所は一部主張を認めました。実はこの仮処分申請を仕切ったのがミン代表を支えている『世宗』なんです。ミン代表側はとんでもない秘策を準備しているのでは、との憶測を呼んでいます」(前出の現地ジャーナリスト)

 内紛劇はジェットコースターのような急展開をたどっている。韓国ドラマ以上の劇的なラストを見せるかー。

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。