「触られていない以上は我慢するしかないですか?」被害女性の動画投稿で氏名特定 “ジェスチャー痴漢”男の懺悔
「酒に酔い記憶はないが、どう見ても自分」
実は、男性(以下K氏)は「M杯」という、女流雀士と卓を囲むことのできる麻雀イベントを定期的に主催しており、都内の“麻雀界隈”では名の知れた人物だというのだ。
当日、いったい何が起きていたのか。“指クイ”の動作にはどんな意図があったのか。K氏本人が取材に応じた。
「26日に動画が投稿されてからすぐ、知り合いから“これはお前じゃないか?”と連絡があり、実際に動画を見て“えっ、なにこれ”と絶句しました。映っているのは確かに私で間違いない。ただ、酒に酔っていたんだと思うのですが、記憶に全くないんです」(K氏)
都内の飲食店で働くK氏の出勤時間はいつも夕方頃。動画が投稿された当日のお昼頃は自宅にいたという。
「動画が撮られたのは、前日の夜ではないような気がするのですが…それもハッキリとは分からない。ただ、何度も動画を見返しましたが、やっぱり映っているのは自分の顔なんです。だから、言い逃れはできないと思っています。女性に不快な思いをさせてしまい、ただただ申し訳ないです」(K氏)
K氏がXのダイレクトメッセージで相手の女性に送信した「謝罪文」を見せてもらうと――。
「こちらのツイート(註:女性の投稿)の本人です。先ずは不快に思わせてしまった事を心よりお詫び致します。もし、警察に被害届を出しているようでしたらすぐに出頭するつもりです。酒も入り酔っていた為、記憶には全くありませんがそれで済むとは一切思っておりません。重ねての言葉になりますが本当に申し訳ございませんでした」
今のところ女性からの返事はないそうで、動画も残されたままになっている。ちなみに編集部も女性に取材を申し込んだが、現時点でコンタクトは取れていない。
「返事をするかどうかは相手側の自由ですし、今回の件でたくさんDMが来て、メッセージが埋もれてしまっているのかも知れません。動画が残っているのも、悪いのは自分ですし、こちらからとやかく言えることではないと思います」(K氏)
K氏はそう話すが、その影響は自身が関わってきた麻雀イベントにも及ぶことに。実は、3日後の29日(月・祝)は、K氏が月1回ペースで主催してきた「M杯」が控えていたのだ。
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