「売掛」禁止でホストクラブの新サービスが「切ない」と話題 「アマギフプレゼント」「トモダチ割引」「人気ホストが接待」のウラ事情

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「アマギフ1000円」プレゼント

「路上で現物を配るわけでなく、SNSで『アマギフ プレゼント』と謳って客を呼び込んでいるのです。アマギフといっても貰えるのは1000円券が多く、セコイっちゃセコイですが、大抵が“初回(飲み代)無料”とセットでの特典のため、それなりの集客効果はあるようです。ただしタダで飲めて少額のアマギフを貰えるとあって、“本当に一杯引っかけに来ただけの、次回は絶対にない客も多い”とのグチも聞こえています」

 ホストクラブなりに“営業努力”に励む背景にあるのが、“警察の目”に対する警戒心という。

「世間からの風当たりがこれだけ強まると、仮に高額請求した客に警察へ駆け込まれたり、裁判を起こされたりしたら、店側に“勝ち目はない”という空気になっている。売掛の禁止だけでなく、いまではどの店も未成年者の入店は厳しくチェックして拒否の姿勢を徹底。また違法なキャッチ(呼び込み)を使う店もなくなり、警察による介入の余地をなくすことに神経を尖らせているのが実態です」(同)

 それでも各店とも売上が大きく落ち込まない理由は何なのか。

「これまでのお客さんはもちろん、4月以降も新規のお客さんが途切れることなく来店していて、不思議といえばフシギ。イメージ悪化や締め付けが強くなっても結局、ホストを必要とする女性の数は変わっていないのだと思います。やっぱり“ホストクラブはなくならない”と逆に自信を深めているホストも少なくない」(同)

 健全化への道のりはまだ半ばのようだ。

デイリー新潮編集部

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