水原一平裁判 米国では罪を認めれば簡単に司法取引が成立する理由 「量刑算定表のレベルは2から3ほど下がる」
刑務所コンサルタント
日本では1995年に公開された映画「ショーシャンクの空に」を見れば、いわゆるホワイトカラーがアメリカの刑務所に収監されると、想像を絶する待遇が待ち受けていることが分かる。水原容疑者は大丈夫なのだろうか。
「私は直接、仕事をしたことはありませんが、アメリカには『刑務所コンサルタント』という専門家がいます。依頼者が治安のよい刑務所に収監されるよう弁護士にアドバイスしたり、依頼主に刑務所で暴力にさらされず生き残る方法を教えるのです。具体的には、収監される刑務所で同房者にどのように挨拶すべきか、とか、どうやったら暴力から逃げられるのか、少しでも平和な生活を送るためにはどうすべきか、といったことを丁寧に教えます。とはいえ、このコンサルタントに仕事を依頼するには、当然報酬を支払う必要があります」(同・村尾弁護士)
註1:水原元通訳、連邦検察が訴追 銀行詐欺は最大禁錮30年(日本経済新聞電子版:4月12日)
註2:最新ニュースから学ぶ米国の法制度【5】(量刑・司法取引・陪審制)-水原一平さん違法賭博問題-(弁護士法人東町法律事務所公式サイト:4月16日)
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