「5時間超のロングラン会議」 6代目山口組の定例執行部会議の深刻なテーマとは

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殺傷能力が高い

 以前の記事(6代目山口組「抗争回避」の兆しなのか 総本部責任者が新たに任命された背景)でお伝えしたように、先日、6代目山口組総本部の責任者が任命された。これも特定抗争指定から外れて、総本部が使用可能になることを想定しての人事だと見られている。

 高山若頭側からすれば、着々と進めてきたプロジェクトが手榴弾で台無しにされてはたまらないだろう。

 言うまでもなく手榴弾は極めて殺傷能力が高い。こんな事件に組織が絡んでいるとなれば与える影響は少なくない。特定抗争指定から外れたり、ひいては総本部の使用が可能になったりということは望めないだろう。

「ただ、今回は手榴弾が湿っていたか、火薬の量が減らされていたかで、想定以下の破壊力だったようです。犯行を行った側が手加減した可能性もあるようです」(先の記者)

“手加減”があったとして、その理由は、現時点では判然としない。仮に作為的なものだとすれば、「相手に抗争を仕掛けたいが決定的な打撃を与えるのはまずい」との意図があったと読み取れなくもない。6代目山口組のみならず各組織が固唾をのみ、事態を見守っている状況のようだ。

デイリー新潮編集部

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