進まない「教員の働き方改革」…多忙だからこそますます“ベネッセ依存”が進む教育現場の事情
4月19日に発表された「教員の働き方改革」の素案には、「これでは長時間労働はなくならない」という批判が相次いだ。幾度となく問題視されながらも、なかなか改善されない教員の過酷な労働環境。そんな状況を利用して、巧みに営業活動を行う企業があるという。
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日本教職員組合(日教組)が昨年、全国の小学校から高校の教員らを対象に行った調査によれば、公立教員の残業時間は月96時間に達するとのことで、いわゆる“過労死ライン”を優に超える実態が改めて明らかになった。...