「これほど嫌われていたのかと白鵬自身も驚いていると思う」 ついに部屋が閉鎖に…相撲協会の“宮城野親方イジメ”の理由【スクープその後】

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「白鵬自身も驚いていると思う」

 協会がかたくなに厳しい処分を下し続けるのには、いったいどんなワケがあるのか。

「いわば“出る杭は打たれる”というべきか、八角理事長以下、親方衆から嫌われていたからね。これまで積もりに積もったものの“みそぎ”として、部屋をお取り潰しにされるのでは」

 と解説するのは、角界事情に詳しい協会関係者。

「もともと宮城野親方は、器用な立ち振る舞いができるタイプじゃない。今回の一件でも、迷惑をかけた協会幹部や他の親方など方々に頭を下げてはいないから、現役時代から“品格がない”などと批判されてきた延長で、親方になっても礼節を欠くと見られ疎まれているんです」

 東京相撲記者クラブ会友・大見信昭氏に聞くと、

「現役時代からの白鵬人気とスポンサーの力を武器に、誰もが欲しがる新弟子たちを次々とスカウトして協会内でモンゴル閥を着々と構築してきましたから、このままの勢いで協会を引っかき回されたら角界はどうなってしまうのかと、八角理事長以下、協会幹部たちが危惧していたのは確かでしょう。ならば危険の芽を早く摘んでおこう。そういった思惑が厳しい処分に透けて見えますが、さすがに部屋を閉じさせるのは重すぎる。これほど自分が協会に嫌われていたのかと、白鵬自身も驚いていると思います」

八角理事長の定年まで“死んだふり”を…

 今後については、

「ここまでキャリアが傷つけば部屋復活は容易ではありません。同じ伊勢ケ浜一門には元大関・魁皇の浅香山親方(51)がいるので、協会の理事選に出ることも難しく、角界で復権のチャンスは回ってこないのではないでしょうか」(同)

 万事休す、このまま宮城野親方は角界から去るのみかと思いきや、奇策に打って出る可能性もある。

 先の協会関係者によれば、

「あと4、5年ほどガマンすれば八角理事長が定年を迎えます。それまで宮城野親方はおとなしくして、マスコミにも一切露出しないなど、いわば世間に対して“死んだふり”をする。その間、日本の風習などもしっかり学び直した上で再起を期するべし。そう助言する人が周囲にいるようです。当の本人も日本国籍まで取得して親方になっただけに、元朝青龍などのようにモンゴルで活躍するつもりはない。そうやすやすと角界から退くとは思えません」

 苦境に陥った宮城野親方は果たして、本人が夢見ていた協会理事から理事長へのし上がる道に戻ることができるのだろうか――。

デイリー新潮編集部

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