“伝統の一戦”が荒れに荒れ…長嶋監督が頭を丸めた「阪神巨人戦」の大乱闘劇
審判にボールを投げつける暴挙
近年のNPBではほとんど見られなくなった大乱闘をテーマに、ファンの記憶に残る場面を振り返るGW企画、第3回は3日間で計3人の退場者を出し、大荒れに荒れた1998年夏の阪神対巨人を紹介する。【久保田龍雄/ライター】
7月31日に甲子園で幕を開けた伝統の一戦3連戦は、まず第1戦で、巨人の先発・ガルベスが審判にボールを投げつけるという前代未聞の暴挙が、大きな波紋を呼び起こした。
この日のガルベスは大豊泰昭に2打席連続弾を浴びるなど、5回までに5失点と調子が良くなかった。...