「志村けんさんは1000万円単位を渡していた」 松本人志の性加害報道、かつてのスターとの違いとは【スクープその後】

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「“何百万か渡すんですか”と聞くと…」

 玄人遊びなら、かのビートたけし(77)は豪快だったと城下氏が振り返る。

「たけし軍団のさる方から聞きましたが、たけしさんは川崎のお店を貸切にして軍団のメンバーを全員引き連れて行く。店にとってもありがたいし、軍団も人目につかないから助かる。後輩の面倒見もよくて、豪快にお金をかけて遊んでいたそうです」

 そして4年前、70歳で亡くなったあの大物芸人は、こんな具合だった。

「何人もの女優などと関係がうわさされながら生涯独身だった志村けんさん本人から聞きましたが、彼には一定期間、交際する女性が一人常にいて、いくらでも制限なく使えるブラックのクレジットカードを1枚渡していたそうです。別れ際も文句を言われないようにまとまったお金を渡していたと。私が“何百万か渡すんですか”と聞いたら、“桁が一つ違うよ”と。要は1000万円単位だったそうで、これまで女遊びに使ったお金を合計すると青山にビルが建つと言っていましたね」(同)

 バラまく金額が莫大で、銀座の高級クラブといった玄人を相手にする往時の夜遊びは影を潜めた。

「互いに納得するようでなければ…」

 その時代背景を前出の吉川氏はこう読み解く。

「東映の梅宮辰夫とか山城新伍が大部屋女優やホステスを何人も斬ったとか、そういう話は今の時代じゃアウトだけど、それも玄人や仲間内の話でした。近ごろは玄人さんと呼ばれた水商売の女性などが、SNSで簡単に客の名前をバラして“下手だった”とか書く時代になったでしょう。芸能人も昔ほど玄人さんを信用できなくなったから、カネのかからない素人さんでいいじゃないか、となってしまったんでしょう」

 芸能人のみならず球界やサッカー界でも下半身問題がやり玉に挙がるケースは多々あるだけに、こうした遊び方をしていたVIPたちは戦々恐々の態ではないか。

 城下氏に言わせれば、

「ひと昔前から芸能人といえば、酒を飲み、ばくちを打って、女を買うといったことをしてはいましたが、時代や方法は変われど女の子と遊ぶなら、しっかりとお金を渡して連絡も取り合って、その関係について互いに納得するようでなければ、相手も人間ですから怒りの感情を持たれてしまうと思いますね」

 3月28日、松本人志が「週刊文春」の報道で名誉毀損されたとして文藝春秋と編集長に5億5000万円の損害賠償などを求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁で行われた。ネット上では今も「松本断罪派」と「松本擁護派」の論争が続くが、果たして司法の判断は――。

デイリー新潮編集部

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