超豪華キャスト、莫大な制作費の木村拓哉「Believe」1話いくらか、テレビマンに聞いた
4月25日、木村拓哉(51)主演の「Believe―君にかける橋―」(テレビ朝日)がスタートし、春ドラマがようやく出揃った。初回の視聴率は11・7%と日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS)の初回11・5%を上回り、今期の連ドラNo.1となった(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)。
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初回の冒頭、キムタクは懲役1年6カ月の実刑判決が下され、刑務所行きに。大手建設会社の土木設計部技術部長として龍神大橋の建設を任されたものの、建設中に橋が崩落。死傷者を出したため、責任者であるキムタクが業務上過失致死傷などに問われたのだ。会社のためと思って罪を被ったが、どうやら利用されたらしい。今後は自身の無実を晴らすために奔走するようだ。怒りに震えるキムタクの復讐劇が見られそうだ。いわば“令和の巌窟王”か?
民放プロデューサーは言う。
「キムタク主演で開局65周年記念を謳っている作品だけに、テレ朝としては絶対に失敗は許されないという決意が見て取れました。とにかくお金をかけていますね」
その決意は豪華キャストに表れているという。
「まず主演のキムタクの出演料は、現在、No.1芸能人の一人ですから、推定で1本350万円です。同ランクには堺雅人(50)や阿部寛(59)が並びますが、この金額は制作費が潤沢な日曜劇場(TBS)と月9(フジテレビ)以外のドラマプロデューサーには目の玉が飛び出るほどの高額です」
脇を固める共演者もすごい。
「キムタクの妻役の天海祐希(56)を筆頭に、上川隆也(58)、斎藤工(42)、竹内涼真(31)、大御所の北大路欣也(81)と主役級を並べています。特に元宝塚トップスターの天海は、主演ドラマ『女王の教室』(日本テレビ)や『緊急取調室』(テレ朝)で実績を積み上げ、ギャラも上げてきましたからね。彼らの出演料だけでも膨大で、『あれだけ金をかければ、そりゃあ数字くらい取れるよ』なんて恨み節も聞こえてきます」
昨年大ヒットした日曜劇場「VIVANT」(TBS)も豪華キャストが話題となった。
ライバルは日曜劇場
「出演料についてもいい勝負だと思います。メインのキムタク&天海は『VIVANT』の堺雅人&阿部寛といったところ。北大路欣也は役所広司(68)、斎藤工は二宮和也(40)、竹内涼真は松坂桃李(35)、山本舞香(26)は二階堂ふみ(29)……このあたりも甲乙つけがたい」
「VIVANT」と「Believe」の両作品に出演している小日向文世(70)も大したものだ。ちなみに「VIVANT」の制作費は1話1億円とも言われた。
「モンゴルでの長期ロケに加え軍や戦車まで動かしましたからね。対する『Believe』も1話8000万円程度だと見ています。普通のドラマが1話3000万円程度ですから、破格と言っていい」
豪華キャストの出演料だけで、そんなに高額になってしまったのだろうか。
「映像にも力が入っています。『Believe』に海外ロケはないようですが、初回では建設中の吊り橋のケーブルが次々と外れて人間に襲いかかり、死傷者を出し、真ん中で橋が折れて海中に落ちるという壮大なシーンを緻密なCGで描いて驚かせました。その技術は映画『シン・ゴジラ』並みで、『VIVANT』のロケに勝るとも劣らないものでした」
その「シン・ゴジラ」の主演が、今期の日曜劇場「アンチヒーロー」に主演する長谷川博己(47)だ。
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