キムタクの「静香の誕生祝いSNS」は事務所移籍のシグナルか

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「何をやってもキムタク」と言われる役選びの共通点 「アーティスト」である妻へのコンプレックス?

 25日からテレビ朝日で主演ドラマ「Believe―君にかける橋―」が始まった木村さん。大手ゼネコンの設計部長役として、妻役の天海祐希さんを始め豪華なキャスト陣を率いる座長に。初回平均世帯視聴率は今期の民放連続ドラマでトップ(現時点)となる11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という好スタートを切った。

 木村さんは四半世紀近く主演を務め続けてきたが、「何をやってもキムタク」と演技力をたたかれることも多かった。代表作「ロングバケーション」でのピアニスト役を始め、検事や美容師にパイロット、医者に警察官、料理人とさまざまな役柄を演じてきたにもかかわらず。

 演技が同じとは思わないが、役柄には共通するところがある。専門職の役ばかりなのだ。「型破り」な主人公を演じるには、所作や制服、専門用語など、「型」のある職業でないと外しようがないからではないだろうか。

「あえて」「型にはまらない」というこだわりの強さは、確かに唯一無二の存在感とストイックな気迫を木村さんにもたらしたが、ナルシスティックで独善的な「何をやってもキムタク」イメージにもつながってしまったように思う。

 1を1000にすることはできるが、0から1は生み出せない。一方、妻である工藤さんは二科展に入選する絵画の腕前を持ち、自ら作詞もしてヒット曲を連発。アンチにたたかれがちだが手料理にも独特のセンスがある。まさに演じてきた職人たち同様、「クリエイター」を地で行く妻に、木村さんも一目置いているのは確かだろう。

 SMAP解散の黒幕説さえ出た工藤さんの影響力は絶大だ。木村佳乃さんや瀬戸朝香さん、宮沢りえさんなど、旧ジャニーズタレントと結婚した名だたる女優妻たちと比べても、SNSの投稿数もフォロワー数も群を抜いている。最近は芸能界デビューした自慢の娘たちとの日常も垣間見ることができるが、木村家の中で今や「キムタク」は、「脇役」にシフトし始めているのではないかとさえ思うほどだ。

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