山で遭難「遺体で発見」よりも厳しいケースとは? 捜索のプロも沈痛「かける言葉がみつからない」
実は、身近な里山の登山道にも、山岳遭難につながる危険が至る所に潜んでいる。ニュースにならないだけで、低山での遭難も毎年、多数発生しているのだ。
週末の楽しみで山に出かけた家族が、帰ってこない――。思いもよらない事態に戸惑う家族から依頼を受け、民間の山岳遭難捜索チームLiSS(リス)のメンバーと代表の中村富士美氏は山へ向かう。
LiSSの活動は捜索だけではない。大切な存在の安否がわからず、不安な時間を過ごす家族のケアも担っているのだ。今まで想像したことのない状況で、家族はどんな時間を過ごすことになるのか。...