「深谷の叔父貴、殺してくれねえか、もう許せねえ」 心酔する“従兄弟”の命令で連続殺人犯になった男は、なぜ公判で“裏切った”のか

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 2009年8月に埼玉県深谷市の民家で64歳の男性・Aさんの遺体が見つかる。その10ヵ月後、Aさんを殺害した容疑で逮捕されたのは、甥に当たる新井竜太(当時41)と、高橋隆宏(同37)の二人だった。高橋は年上の従兄弟である新井に心酔し、二人は「まごころ相談室」と称するトラブル仲裁業を手掛けていた。新井は高橋に「俺たちはマジンガーZだ。俺が頭で、お前が体だ」と言い含め、強固な“主従関係”が結ばれていく。そして、凄惨な事件が起きる――。(前後編のうち「後編」)【高橋ユキ/ノンフィクションライター】
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