メッツかフィリーズか…トラウト移籍にいよいよ現実味、エンゼルスがいま考えていること
魅力的な2チーム
友成氏は「ファンサイデッドの報じた2チームなら、トラウトもトレードに同意する可能性があります」と指摘する。
「トラウトの故郷はニュージャージー州のバインランドで、ここはフィリーズの本拠地であるフィラデルフィアに近いのです。彼は1991年8月生まれの32歳ですから、いよいよ引退が現実味を帯びてきました。日本でもアメリカでも、故郷に近いチームで引退を迎えたいという選手は少なくありません。東海岸に帰れるというオファーに彼が魅力を感じる可能性は高く、トラウトがフィリーズに移籍することは充分に考えられます」(同・友成氏)
地図を見れば一目瞭然だが、トラウトの故郷からはメッツの本拠地であるニューヨークも近い。観光サイトなどを見ると「ニューヨークからバインランドまでは車で2時間」と紹介されている。
「メッツの場合はトラウトの故郷に近いだけでなく、今季はスタートダッシュに成功したことからポストシーズン進出が早くも現実味を帯びています。さらにメッツは大砲が少なく、唯一と言っていいパワーヒッターのピート・アロンゾは首脳陣との不仲が原因で移籍は確実でしょう。メッツは資金力が豊富ですし、ホームランバッターを必要としています。トラウトとメッツは“相思相愛”になる可能性があるため、近日中にトレードが発表されたとしても不思議はないと考えています」(同・友成氏)