藤井八冠が名人戦連勝 豊島九段の「懐かしの戦法」に師匠は「新たな工夫を加えている」
名人2連覇を目指す藤井聡太八冠(21)に豊島将之九段(33)が挑む将棋の第82期名人戦七番勝負(主催・毎日新聞社、朝日新聞社)の第2局が、4月23、24の両日、千葉県成田市の成田山新勝寺で行われ、激戦の末に藤井が豊島を126手で下して連勝した。この一局でかつて大流行した「ひねり飛車」が飛び出した。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
ひねり飛車は豊島の師である関西の名棋士・桐山清澄九段(76)が全盛期によく使った戦法だ。「現役最年長棋士」として奮戦した桐山九段は22年4月に惜しまれながら引退。...