「ずっと罪悪感が…」 不倫で辞任したウエルシア松本社長の弁明… 不倫相手は取引先関係者の中国人女性

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「私に聞かないでください。これから個人的な用事、あるだから」

 では、当事者たちは何と言うか。

 4月14日の日曜日も、二人は一緒にいた。件のベンツは女性が住むマンションに駐車。15時過ぎ、二人は駐車場に出て、バイバイと手を振りながら別れ、松本氏はベンツを発進、女性は徒歩で表に出る。まずは女性に声をかけてみた。彼女の名を仮にA、勤務先をB社とすると、

――すみません、Aさんですよね。

「はい」

――B社にお勤めでお間違いないでしょうか。

「そうですね」

――ウエルシアHDの松本さんとさっきまで一緒におられたと思うのですが。

「あーこれどういう意味ですか。分からない」

――松本さんと不倫関係ではないですか。ゴルフや旅行に行っていませんか。

「ん? それどこにもらいました情報ですか」

 歩みを止めずに答えるが、やはり片言で聞きづらい。

――松本さんとお付き合いしている?

「違う、これどういう意味ですか」

――松本さんは奥さんいらっしゃいますよね。

「関係ない」

 そして携帯でどこかに電話をかけ、まくし立てるように中国語で話していた。

――松本さんとはどうやって知り合ったんですか。

「分かりません」

――松本さん以外にもお付き合いをしている方はいますか。

「私に聞かないでください。これから個人的な用事、あるだから」

 と、目の前にタクシー乗り場が。すると彼女は行列に割り込み、唖然とする周囲を尻目に、そのまま車に乗って走り去ってしまった――。

「今は欲望が無くなって。何もないんです」

 一方の松本氏のベンツは女性のマンションを出た後、都内の“社宅”へとまっすぐ向かっていった。マンションに着き、車を降りたところで「松本さん」と声をかけると「はい」と足を止める。取材の趣旨を述べたところ、はじめは「彼女は友人です」と否定していたものの、千葉での「ア~ン」写真を見せると、

「すごいですね。何でだろうな。こんなふうにならないように気を付けてはいたんだけど。うそ言ってもしょうがないですね……」

 と述べ、諦めたかのように不倫を認めたのである。

――Aさんとはいつからのお付き合いですか。

「7年くらい前ですかね。僕がシンガポールで社長を務めていた時、中国人の友人に紹介してもらいました」

 その中国人というのがB社の関係者だという。彼も現在日本におり、3月17日の日曜日に男女2名ずつでゴルフを回ったうちの一人がその男性だとのことだ。

「その頃は、彼女は今とは別の仕事をしていました。家庭に恵まれない子で相談に乗っている間に関係ができてしまって……。その後、私は日本に帰ったんですが、彼女も日本で勉強したいと言って、さっきの中国人の方の紹介でB社の関連先会社に入ったんです。で、また付き合いが始まりました。会うのは月に2回くらいかな。食事をして、いろいろ相談をして。仕事に詰まってくるとそうなりますよね。犬吠埼に行ったのも、海が見たかったんです。統合のことで最近、ストレスがたまっていたので。妻? もちろん知らないでしょう。正直、夫婦関係は冷え切っています。海外赴任した時から忙しくてあまり家には帰っていませんし。ただ、女房であることは変わりないですからね。それと、信じてもらえないかもしれませんが、シンガポール時代は確かに彼女とそういう関係はありましたけど、今は欲望が無くなって。泊まることは泊まりますが、何もないんです。誰も信じてくれないと思いますが」

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