NewJeans独立騒動 そっくりグループ登場で育ての親が激怒 「解散か」「どうなる東京ドーム公演」ファン悲鳴
メンバーの表情は暗く
ただ、NewJeansの売上高は昨年、1000億ウォン(約112億円)を突破しており2027年頃には4人組ガールズグループBLACKPINKの売上を超えるとの予想もある。このためかHYBEのパク・ジウォンCEOが、23日に送った社内公示メールでは「ミン代表の会社奪取計画はILLITのデビュー前にすでに行われていた」とミン代表の罪を強調した上で、ADORの職員に「不安な気持ちを持たずにNewJeansの(5月の)カムバックと成長のために最善を尽くし、 アーティストが今回のことで動揺しないように格別に努めてほしい」と呼びかけている。NewJeansを手放したくないという本音がアリアリだ。
さらに気になるのは以下のくだり。「NewJeansとILLITの成長と発展のためにどんなことを実行しなければならないのか持続して悩んで改善する」とミン代表との関係改善に含みをもたせているのだ。社内紛争に詳しい現地弁護士はこう指摘する。
「臨時株主総会でHYBEはミン代表の解任案を出す可能性がかなり高く、新たな代表は株主総会で選任されることになります。ただ、ミン代表がHYBEの企業秘密を盗み第三者に提供したという秘密侵害行為は、証拠や事実関係をさらに見ていかないと立証が難しい。さらには、ミン代表が解任された後、NewJeansのメンバーやスタッフが後任の新代表に黙って従うかは疑問ですし、これ以上の株価の下落も防ぎたい。ミン代表としてもHYBEからの資金や世界の音楽業界に対する影響力なしで新会社を軌道に乗せられるか未知数です。関係する人々の言い分を精査し内部調査が進んだ時点で、両社が“大人たちの事情”で劇的な妥協や和解を見せる可能性は捨てきれません」
HYBEとADORの対立が激化するなか、NewJeansのリーダー・ミンジが23日、ソウル市内で行われた高級ブランド「CHANEL」のイベントに出席し報道陣に向けてポーズをとったが、表情は終始暗かったという。若いメンバーに罪はない。紛争を早く収束させるのが大人の務めだろう。
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