6代目山口組「抗争回避」の兆しなのか 総本部責任者が新たに任命された背景

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抗争との関連性

 このタイミングでの責任者任命の背景については諸説あるようだが、「そろそろ総本部を制限なしに使用したい、できるかもしれないと踏んでのこと」と指摘する声もある。彼らにとってそのための「最善の状況」は、特定抗争指定から外されることなのは間違いない。実際、これまでも特定抗争指定の解除を望む声が6代目山口組執行部から出ていたことは確かなようだ。ただし、それを当局が認めるとは考えづらいのだが……。

「今回の人事は、総本部への来訪者の増加やいわゆる手間ひまが増えることなどを想定したものとみられています。実務が増える以上は、担当者が必要ですから。ただ、その前提として、傘下組織が神戸山口組など敵対組織との抗争を回避したり、報復行為を慎んだりする必要が当然あるでしょう」(同)

 これが抗争が少なくなる兆しであるならば、一般市民にとっても朗報なのだが、果たしてどうなのか。

デイリー新潮編集部

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