「山川ほどの大ブーイングは聞いたことがない」 西武ファンをキレさせた山川穂高の“空気の読めない”活躍

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「最悪の場面での大仕事」

 さらに第5打席。高まるブーイングの中、目を覚ました山川は、みたび満塁で打席に立つと2打席連続でアーチを描いた。1試合2満弾はプロ野球史上3人目の快挙である。ただ2度目の“どすこい”は控えめに小さく。ヒーローインタビューにも登壇しなかった。

「ファンの心理を逆撫でする最悪の場面での大仕事。この空気の読めなさこそ山川の真骨頂なのに……」

 と全国紙デスクが笑う。

「彼には臆せずヒール役に徹してほしい。ブーイングだろうと、球場が盛り上がるのは結構なことですから」

週刊新潮 2024年4月25日号掲載

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