石原さとみ「Destiny」 3年ぶり連ドラ出演で分かった根強い人気 思わぬ波及効果で得した番組も
今年の春ドラマは月曜と火曜に人気女優がそろい踏みだ。年齢順に列記すると、石原さとみ(37)、広瀬アリス(29)、杉咲花(26)、生見愛瑠(22)――。この4人中でトップに躍り出たのは?
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彼女たちが主演するドラマは以下の通り。
●月曜21時「366日」(フジテレビ)広瀬アリス
●月曜22時「アンメット~ある脳外科医の日記~」(フジ/関西テレビ制作)杉咲花
●火曜21時「Destiny」(テレビ朝日)石原さとみ
●火曜22時「くるり~誰が私と恋をした?~」(TBS)生見愛瑠
民放プロデューサーは言う。
「これだけの人気女優がよく月曜と火曜に集中したものだと思いますが、実は脚本家も全て女性です。『366日』の清水友佳子さんは『夜行観覧車』(TBS)、『アンメット』の篠崎絵里子さんは『クロサギ』(TBS)、『Destiny』の吉田紀子さんは『Dr.コトー診療所』(フジ)、『くるり』の吉澤智子さんは『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』(TBS)と名の知れたヒット作のある実力者揃い。それぞれゆるめのテンポで心の機微に迫るストーリーを描いています」
4作品の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)とTVerのお気に入り数(4月19日現在)を比べると、
●「366日」第1話【7・2%】、第2話【6・4%】 TVer【75・6万】
●「アンメット」第1話【6・0%】 TVer【50・1万】
●「Destiny」第1話【7・9%】、第2話【7・3%】 TVer【89・5万】
●「くるり」第1話【5・8%】、第2話【5・3%】 TVer【56・3万】
大学生役に違和感なし
「視聴率もTVerも頭一つ抜けているのは『Destiny』ですね。やはり主演の石原さとみのおかげと考えるのが自然でしょう」
石原の連ドラ出演は2021年4月期の「恋はdeepに」(日本テレビ)以来3年ぶりとなる。
「そもそも02年のホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞して芸能界入り。以来、朝ドラ『てるてる家族』(NHK)のヒロインや大河『義経』(NHK)で静御前を演じ、民放でも『Ns'あおい』(フジ)や『アンナチュラル』(TBS)など数々の連ドラに主演、実績は十分でした。20年10月に一般男性との結婚を発表し、22年に第1子出産を経ての3年ぶりの連ドラ復帰ですから、ファンは待ち望んでいたでしょう」
「Destiny」は検事となった石原と大学時代の同級生で元カレの亀梨和也(38)が、12年ぶりに再会したことで過去の事件と向き合うサスペンスラブストーリーだ。
「第1話は12年前の大学生時代を中心に描かれましたが、驚いたのは22歳の大学生を演じる彼女に全く違和感がなかったこと。さらに、亀梨とのラブシーンも独身時代から一皮むけた印象でした」
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