韓国で医学部教授が3000人一斉に辞表! 医師不足の韓国で何が起きているのか
医学部教授3000人超が辞表を提出
結果、先月25日には医学部教授3000人超が集団で辞表を提出する事態にまで発展したが、それでも政府は方針を曲げていない。今月1日、尹錫悦大統領は、2000人の定員増は医師不足解消のための最小限の増員だと強調する談話を発表。職場放棄した研修医らへの医師免許停止処分の手続きを進めていると警告した。医師会はこれに失望を表明し、騒動の収束は見通せない。
「当初は国民の大半も、自らの利益を守ろうとするだけの医師に批判的で、政府案を支持していました。しかし、対立が長引き、病院の待ち時間が増加するなどの実害もあって、疲弊感がまん延しています」
今月10日の総選挙でもこの問題は争点に。だが、失われた命は戻ってこない。
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