中国で加熱「美容整形ブーム」の知られざる裏側 現役医師が初めて明かす「ヒミツの部位へのプチ整形」が人気急上昇のワケ
トークライブの場で手術
井上氏の説明を聞いた女性のうち、30~50代の3人が「実際に“天使名器”の手術を受けたい」と、その場で手を上げたという。
「女性器形成術は膣内にヒアルロン酸を注入するだけなので、手術といっても10分程度で終了する。ただ3人のうち、40代の女性はあわせて『小陰唇縮小術』も受けたいと強く希望したので、プラス30分ほどの時間がかかりました。これは膣口の周囲にあるヒダ状の皮膚(小陰唇)の左右の長さを均等にする手術で、局所麻酔をしたあとに切除して縫合します。小陰唇は膣口の“フタ”の役割を維持できれば、一部を切除しても機能的にまったく問題はありません」(井上氏)
帰国後、井上氏は今回のセッションを企画した中国人コーディネーターを通じ、手術を受けた中国人女性たちの喜びの声に接したという。
「術後、3人の女性らは『夫との“営み”で苦痛が減った』や『女として自信がついた』などと話していたそうです。あの場では勇気を出せずに手を上げなかった他の参加者からも『手術を受けたいから、また井上先生を呼んで』との要望が出ているという。すでに別のコーディネーターからもオファーが届いており、改めて“天使名器”造成の手術を中国で行うことを検討しています。そもそも美容整形における市場規模も潜在需要も、中国は日本の何十倍というスケール。また“キレイになりたい”との欲望も日本人より切実で強いと感じた一方で、中国の美容整形ブームはようやくスタートラインについたばかりとの印象も受けました」(井上氏)
国内で吹き荒れる“不況の嵐”もドコ吹く風。「中女」たちの欲望はむしろ加速しているという。