鈴木亮平「韓国に20年くらい差をあけられた」の衝撃 関係者が明かした、日本のドラマ現場の惨状とカネの問題

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制作費は日本の数倍

 韓国ドラマの制作費は日本の数倍に達し、その大部分はNetflixなどのグローバル配信会社との提携によるものだ。Netflixは昨年4月、韓国に向こう4年間で約25億ドル(約3800億円)というケタ違いの投資をすると発表した。この大規模な投資により、韓国のドラマ業界は莫大な予算を現場につぎ込むことが可能となり、その結果、高品質な作品が次々と生み出されている。

「大沢が久々連続ドラマに出演した09年放送のTBS系『JIN-仁-』は数分の野外シーンの撮影のためだけに地方ロケを繰り返し、大沢も睡眠時間を削って参加したといいます。こうしたこだわりを持つドラマはTBSの日曜劇場くらいになってしまいました。予算削減、俳優の演技力の低下、余裕のないスケジュール、道路使用許可が下りない、など日本のドラマを取り巻く構造的な問題は解決が難しい。ただ、ドラマ経験豊富な鈴木なら『忍びの家』のような世界的ヒットを狙えるアイデアを持っているはず。予算的規模が大きいNetflixなど大手配信サービスといかに手を組んでいくかが今後の課題でしょう」(放送ライター)

 周回遅れの日本のドラマ界に救世主は現れるか。

デイリー新潮編集部

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