日テレ 新番組「with MUSIC」で判明した「宇多田ヒカル」と「YOASOBI」の明暗

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前番組より落ちた

「3月30日の2時間特番は、コア視聴率は民放トップの4・3%、占拠率で見ても28・1%と、レギュラー化を前にした期待を込めて『よくやった。内容的にも素晴らしい』と絶賛されていました」

 レギュラー化前の特番とレギュラー初回で、なぜそれほどの差が出たのか。

「特番のメインゲストは、先日の日米首脳会談にも招かれた世界的大ヒットユニットのYOASOBI。地上波出演が超レアな2人から、たっぷり話を聞くことができました。さらに、福山雅治(55)と大泉洋(51)の紅白コンビ、ジャニーズを飛び出た元King & Princeの3人が組んだNumber_iと見どころも多かった。対してレギュラー初回は、宇多田のほかは、ナオト・インティライミ(44)、ロックバンドのSaucy Dog、そして11人組ガールズグループのME:Iと並べたものの、正直言ってそれほど“見たい感”はありませんでした」

「with MUSIC」は20年近く続いた「世界一受けたい授業」を打ち切ってのスタートだった。

「『世界一』の総合司会・堺正章さんは現在77歳。進行のくりぃむしちゅー・上田晋也さんと有田哲平さんの2人も53歳ですから、視聴者も高齢化していました。視聴者の若返りを図る、つまり、コア視聴率を上げるために『with MUSIC』をスタートさせたわけです。『THE MUSIC DAY』(日テレ)はじめ『COUNT DOWN TV』(TBS)や『ミュージックステーション』(テレ朝)といった音楽番組の特番は、コア視聴率が驚異的に高いことがあります。ところが、『世界一』の最終回の視聴率は、個人が5・1%、コアが3・7%と、『with MUSIC』を大きく上回っていたのですから皮肉なものです」

 ちなみに、次週4月20日の「with MUSIC」は、早くも2時間特番だ。

「旧ジャニーズのWEST.やAぇ! group、元男闘呼組の成田昭次(55)が結成したNARITA THOMAS SIMPSON、ミュージカル俳優の山崎育三郎(38)などの出演が発表済みですが、目玉は『有働が聞く!宇多田ヒカルの今“完結編”』になるようです。宇多田のインタビューを2回に分けずに初回に1時間丸々放送したほうが良かったかもしれません」

デイリー新潮編集部

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