岸田首相が思い描き始めた「総選挙敗北でもサバイブ」というウルトラC

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岸田首相の思考は

 岸田首相にとって不幸中の幸いは、派閥が解体状態であることだ。

「そもそも岸田派は党内第4派閥でした。派閥そのものは政策集団的なレベルで残ってはいても、表立って活動を展開するのは国民の厳しい目もあり無理があります。つまり、各派閥が連携して岸田首相を追い込むという構図はやりづらい。党内政局を無視できるとまでは言いませんが、その圧力は以前ほど強いわけではないでしょう」(同)

 岸田首相は「自民党の支持率はそれほど下がっていない」「野党がひとかたまりになっていない」ことを理由に、総選挙で与党がそこまで追い込まれないのではないかと見ているとされる。

「自民党の支持率が下がっていないことと自民党支持層が投票に行ってくれるかというのはまた別の問題です。首相が解散権を行使するだけでも相当ハードルは高いと感じますね」(同)

 いずれにせよ、政局が動き出すまで、2週間を切ったことになる。

デイリー新潮編集部

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