大谷翔平の代理人事務所の“失態”は「今回が初めてではない」 水原元通訳の不正流用で「バレロ解任」という大ナタ

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無関心ぶりは日ハム時代が起点

 思い返せば、大谷の金銭管理への無関心ぶりは日本ハム時代が起点だった。プロ入り当初、年俸は全て両親に預け、小遣い制だったという。栗山英樹監督(当時)からは外出の際に同監督の許可を得るよう指導を受けていた。

「プロに入ったときから野球に全てを捧げる生活でした。普通の選手ならチームメートと合コンしたり、記者と食事に行ったりすることで世間一般の感覚をつかみ、良くも悪くも“大人”になっていくものです。しかし、大谷は純粋培養のまま、ベースボールマシンのようになっていった。グラウンドでのプレーには無駄な時間を割いてこなかったからこそ、二刀流でこれだけのパフォーマンスを残してきたとも言えるのですが……。ただ今回、こういう事件が起こったからには何かを変える必要性に迫られているのではないでしょうか」(元NPB球団監督)

 大谷はドジャース10年契約を締結した。一方で当面、年間100億円とも言われるスポンサー契約が見込まれる。今後もさまざまなリスクと隣り合わせの中で、大谷が「バレロ氏解任」という大ナタを振るう日は来るのか――。

デイリー新潮編集部

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